これからの季節が旬の大根。
スーパーなどで手に取る機会が増えますよね。
でも、煮込んでも煮込んでも大根が柔らかくならない・・・。
それは、皮を薄くむきすぎていたり、下茹でしていなかったり、水から煮ていないのが原因かもしれません。
かたいままだった大根は、レンジで加熱し直したり、圧力鍋を使うことで柔らかくすることができますよ。
大根は、下準備をしておくことで、柔らかく、そして味が染み込みやすくなるので、その下準備のコツもまとめてお伝えしちゃいます!
今回はこちらの内容についてまとめてみました。
- 大根が柔らかくならないのはなんで?これが原因だった
- 大根が柔らかくならなかったときの対処法
- これで大丈夫!大根を柔らかくするコツ
ぜひ参考にしてみてくださいね。
大根が柔らかくならないのはなんで?これが原因だった

大根が煮込んでも柔らかくならないのには、考えられる原因がいくつかあります。
皮を薄くむきすぎた
大根は、皮を厚くむかないといけません。
大体3mm~5mmほどは思い切ってむいてくださいね。
下茹でしていない
大根は、厚さや大きさによって違いはありますが、大体15分ほど下茹でしないといけません。
思ったより長めだと思ったかたも多いのではないでしょうか?
力を入れれば菜箸が通るくらいまで下茹でしてくださいね。
水から煮ていない
大根を、いきなり味付けした煮汁の中に入れていませんか?
下茹でせずに、調味料を入れた煮汁に大根を入れると、浸透圧の関係で大根が煮えるまでに時間がかかります。
そして、大根の表面だけ煮崩れして、中は硬いまま・・・といったことが起こります。
大根が柔らかくならなかったときの対処法

大根が柔らかくならなかった原因は分かったけど、料理をし始めてしまった今からどうすればいいの!?
そんなときは、耐熱容器に大根と大根がつかるくらいの水を入れて、レンジで加熱してみてください。
2分程度加熱したら、一度様子を見てくださいね。
まだ硬ければ、追加でチンしてくださいね♪
圧力鍋がある方は、圧力鍋を使うのがいいですよ。
これで大丈夫!大根を柔らかくするコツ

大根を柔らかくするためには、料理をする前の下準備が大切なことが分かりましたね。
先ほど少しお伝えした、皮をしっかりとむくことや下茹でをすること以外にも下準備のコツがあるのでお伝えします♪
隠し包丁を入れる
大根に十字に切れ込みを入れます。
大根の真ん中までの深さが目安です。
隠し包丁を入れることで、煮やすくなり、味も染み込みやすくなりますよ。
下茹でするときにお米を入れる
大根を下茹でするときには、お米を一緒に入れましょう。
お米は大さじ1ほどで大丈夫です!
ちなみに、米のとぎ汁でもOKですよ。
下茹でにお米を使うことで、
- 柔らかくなり、味が染み込みやすくなる
- 苦みなどのアクを抜く
- 甘味が出る
こんなにたくさん効果が得られるんです!
大根は細胞壁に覆われているので、生のままだと、文字通り細胞壁が壁となって硬く、味が染み込みにくいです。
でも、この細胞壁は温度が上がることで壊れるのが特徴です。
だから下茹でして、この細胞壁を壊します!
そうすることで大根が柔らかくなって、味が染み込みやすくなるんです。
なぜお米を使うか?についてですが
お米にはデンプンが含まれていますよね。
デンプンはアクを吸着してくれるんです。
また、大根に含まれているジアスターゼという酵素があるのですが、このジアスターゼがデンプンを分解すると糖になります。
その糖を大根が吸収することで、大根の甘味が増すんですよ♪
下茹でをするときは、強火で一気に温度を上げて、沸いたら弱火にして茹でてくださいね。
大根が柔らかくならないのはなんで!?原因と対処法はこれだった!これであなたも大根マスター!?まとめ
大根が柔らかくならない原因とその対処法、大根の下準備の方法についてまとめてみました。
- 大根が柔らかくならないのは、皮を薄くむきすぎたか、下茹でしていないか、水から煮ていないのが原因
- かたいままの大根は、レンジで加熱したり、圧力鍋を使ったりすることで柔らかくすることができる
- 大根を使うときは、しっかり皮をむいて、隠し包丁を入れてから下茹でをしよう
- 下茹でをすることで、大根の細胞壁が壊れて、大根がやわらかくなり、味が染み込みやすくなる
- 下茹でをするときに、お米や米のとぎ汁を使うことで、大根のアク抜きができたり、甘味が増したりする
冬の食卓に欠かせない大根。
大根は下準備が大切なことが分かりました。
少し手間がかかるなと思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ほんのひと手間が、味が染み込んだやわらかくおいしい煮物につながります・・・!
それに、どれも工程自体は簡単なものばかりです♪
ちなみに、家のお米をちょうど切らしてしまっていたという方は、片栗粉でも代用ができますよ。
片栗粉もデンプンなので、お米を入れたときと同じ効果を得ることができます。
こちらも入れる量は、大さじ1ほどでOKです。
ぜひ試してみてくださいね。
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