冷凍保存でうまみアップ！？冷凍に向かないきのこはある？どうやって冷凍すればいい？

いろいろな料理に使えるきのこ。

「きのこは冷凍保存するといい」って聞いたことありませんか？

でも、どんなきのこでも冷凍していいのでしょうか？

結論から言うと、どんなきのこでも冷凍して大丈夫です！

冷凍することで、旨味や栄養価が増すだけでなく、出汁も出ておいしくなるので、いいことだらけですよ♪

今回はこちらの内容についてまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

冷凍に向かないきのこはある？

どんなきのこでも、冷凍して大丈夫です！

正しく冷凍保存することで、そのままよりおいしく食べられるんですよ＾＾

それに、冷蔵保存だと1週間ももたずに傷んでしまいますが、冷凍保存しておくと、1か月ほどもつのも嬉しいですね。

ちなみに、冷凍したきのこは、解凍せずにそのまま料理に使うことができるので便利ですよ。

きのこを冷凍するとどんなメリットがある？

きのこを冷凍保存することで、いろいろなメリットがあるんです。

順に説明していきますね。

旨味が増す

きのこを冷凍保存すると、旨味が増します。

なぜ旨味が増すのかというと、冷凍すると、きのこに含まれている水分が膨張し、きのこの細胞壁が壊れて、旨味成分の「グルタミン」や「グアニン酸」、「アスパラギン酸」が溶け出すからです。

栄養価が増す

きのこを冷凍保存すると、なんと栄養価も増します！

例えば、えのきだけだと、脂肪を分解してくれる「キノコキトサン」が冷凍することで、12倍にもなるんです。

ぶなしめじだと、代謝アップや美肌に効果的なビタミンＢ群が豊富ですが、冷凍し、水分が閉じ込められることによって、ビタミンB群が失われるのを防ぎます。

出汁がたくさん出る

きのこを冷凍し、細胞壁が壊れることで旨味が増す、と先ほど言ったのですが、この旨味成分は加熱すると、水分と一緒に流れ出します。

料理にきのこの出汁がたくさん出るので、ワンランク上の味わいになりますよ＾＾

きのこを冷凍するときのポイント

きのこを冷凍することで、たくさんのメリットがあることが分かりました。

では、きのこを冷凍するときに気を付けるべきポイントはどんなものがあるのでしょうか？

まず、どんなきのこを冷凍するときにも共通していえるポイントはこちら。

水で洗うと、きのこの風味が損なわれてしまうため、水で洗わずに冷凍保存しましょう。

きのこは基本的に屋内で育てられているので、汚れていることはほとんどありません。

どうしても汚れが気になる場合は、軽く拭く程度にしておきましょう。

また、買ってきた袋のまま冷凍すると、空気が入っているため酸化しやすくなり、冷凍庫の空気を吸い、臭みがうつってしまうことも。

冷凍用の袋に入れて、空気を抜いて冷凍しましょう！

次に、きのこ別の冷凍方法について、お伝えしていきますね。

しいたけ

軸の部分を切り落とし、かさだけにします。

かさだけを保存袋に入れて、冷凍します。

しめじ・えのきだけ

石づきの部分を切り落とし、ほぐして、保存袋に入れて冷凍します。

まいたけ

包丁で切るか、手でほぐして小房に分け、冷凍袋に入れて冷凍します。

マッシュルーム

軸がついたまま、薄切りにします。

軸が傷んでいたときは切り落としてくださいね。

冷凍袋に平らになるように入れて冷凍します。

冷凍保存でうまみアップ！？冷凍に向かないきのこはある？どうやって冷凍すればいい？まとめ

冷凍に向かないきのこはあるのか、効果や冷凍するときのポイントについてまとめました。

いろいろな料理に使えて、年中スーパーで売っているきのこ。

どのきのこも冷凍できるなんて、嬉しいですよね。

それに、冷凍することで、賞味期限がのびるだけでなく、そのまま食べるより旨味も栄養価もアップするなんて、目からうろこでした。

冷凍することで、しめじやえのきだけは少し食感が変化するため、気になる方は汁物などの食感が気になりにくい料理に使うと良さそうです。

冷凍庫に冷凍しておいたきのこがあることで、「あと一品なにか欲しいな」「汁物や炒め物の具が足りないな」といったときに、とても便利です。

今度きのこ類を買うときには、帰ってきたらすぐに冷凍してから、料理に使ってみてくださいね♪